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氷点下の冬キャンプでポータブル電源と電気毛布を使って就寝した模様を徹底レポート!

冬キャンプで使うポータブル電源と電気毛布

冬キャンプで大活躍するポータブル電源と電気毛布。実際にどの程度電力量は持つのか?暖かさはどうなのか?などなど気になるポイントについて、12月の氷点下の中、ポータブル電源と電気毛布を駆使して就寝した冬キャンプの模様を交えてご紹介します。

使ったポータブル電源と電気毛布

まずは実際に使ったポータブル電源と電気毛布をご紹介します。

ポータブル電源

PowerArQ2

ポータブル電源はSmartTap「PowerArQ2 500Wh」です。「PowerArQ」は電力量が300Wh、1000Whなど様々なモデルがあるのですが購入したのは「500Wh」のモデル。

このポータブル電源を選んだ主な理由は以下の3点でした。

  1. おしゃれなデザインとカラーリングが自分のキャンプサイトに合いそう
  2. 価格は安いが電力量「300Wh」のモデルは1泊以上した場合に容量が足りるか不安であった
  3. 大容量の電力量「1000Wh」のモデルは価格が10万円を超えるのでさすが手が出なかった

これらの観点からこのモデルにしました。

電気毛布

YAMAZEN 電気敷毛布 YMS-FK31_1

一方、電気毛布はYAMAZEN「電気敷毛布 YMS-FK31」です。

YAMAZEN 電気敷毛布 YMS-FK31_2

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この電気毛布を選んだ主な理由は以下の3点でした。

  1. 冬キャンプは底冷え対策が重要なので敷けるタイプがよかった ➡︎ 敷いて使える敷毛布タイプ
  2. 使用者が体が大きいため(男性で身長176cm)なるべく大きいサイズがよかったが、ダブルサイズだと消費電力量が温度「強」で大体「50Wh以上」と高い為、消費電力量を抑えるべくシングルサイズで大きめのものがよかった ➡︎ 電気毛布のシングルサイズは縦120〜130cmのものが多い中、縦140cm×横80cmと大きめのサイズ、消費電力量も温度「強」で「35Wh」ほどであった
  3. 価格も手頃で品質も良さそうなメーカーのものがよかった ➡︎ 価格も高すぎず安すぎない手頃な値段で信頼あるメーカーである

と条件にぴったりでした。

電気毛布の想定最大使用時間

一般的に電化製品の使用時間は「Wh(ワットアワー)」から算出可能です。

計算式としては以下となります。

電力量(Wh) ÷ 消費電力量(Wh) =使用時間

これを上記のポータブル電源と電気毛布で当てはめると。

ポータブル電源の電力量:500Wh ÷ 電気毛布(強)消費電力量:35Wh =使用時間:約14.2時間

となり机上の計算上は温度「強」でも最大で14時間以上は使える想定になります。

しかし、ポータブル電源は低温状態だと実際は最大値まで(500Whまで)使えない可能性もあるようです。

ポータブル電源のバッテリーに使われているリチウムイオン電池は極端に寒い環境下だと、電力量が低下する特性があります。

冬キャンプでのレポート

では実際にどうであったか?ポータブル電源と電気毛布使った模様をレポートしていきます。

使ったテント

ogawa「タッソTC」

時期は12月下旬、場所は千葉県千葉市若葉区にあるキャンプ場。この時に使ったテントはogawa「タッソ T/C」です。

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冬キャンプの気温

日も暮れだすとテント内の気温は2.5℃ほどに。この日は運悪く寒波が到来した日で例年よりも寒い日でした。

設置した寝床

電気毛布をつかった冬キャンプの寝床_1

寝床にはコットを使用。

冬キャンプでは底冷え対策として地面との間に空間ができるコットがおすすめです。

その上にクローズドセルマットを置いて、電気毛布を敷き、近くに設置したポータブル電源のコンセントから電力供給する形です。

電気毛布をつかった冬キャンプの寝床_2

また、念のためコットの下には地面からの冷気を軽減するための断熱シートも敷きました。

電気毛布をつかった冬キャンプの寝床_3

続いて、電気毛布の上にブランケットを敷き、その上にマミー型のダウンシェラフ(快適温度1℃)を置いて。

電気毛布をつかった冬キャンプの寝床_4

さらにその上に布団タイプになる封筒型シュラフ(快適温度0℃以上)を敷いて寝床の設置完了です。

使ったダウンシェラフは快適温度が1℃なので、氷点下に耐えられないことから封筒型シュラフ(快適温度0℃以上)と併用しています。

就寝前の状況

冬キャンプでのストーブ

夜になると冷えてきたので就寝ギリギリまで石油ストーブを点火。なお、この時テントのベンチレーターは全開にしています。

密閉された室内、テント内での石油ストーブの利用は一酸化炭素中毒の可能性があるので大変危険です。十分な換気ができる環境で利用するよう注意ください。ご利用の場合は自己責任となります。

就寝時に石油スーブを点けっぱなしていると大変危険。あくまで就寝時まで暖をとるためのものです。

就寝時に安全に暖かく過ごすためのポータブル電源と電気毛布になります。

石油ソトーブはつけたテント内の気温

その結果、気温は8.9℃まで上昇しました。

電気毛布を使う前のポータブル電源の電力量

冬キャンプで電気毛布を使う前のポータブル電源の電気量

就寝に向けシュラフ内を暖めておくため予め電気毛布をつけます。

この時の条件は以下でした。

  • 電気毛布の温度は「強(35Wh)」(氷点下を想定して基本温度は「強」のまま)
  • 時刻は夜22時半頃
  • テント内の気温は前述した時と変わらず約9℃ほど
  • ポータブル電源の電力量は満タンの100%

「PowerArQ」の電力残量は「20%」「40%」「60%」「80%」「100%」の5段階表示でありWhでどれくらい残っているかは表示されません。

起床時の状況

冬キャンプで電気毛布を使かった模様

朝は6時頃に目が覚めました。この時のテント内の気温は-3.9℃の氷点下

就寝時の暖かさはどうだったかというと。寒さを感じずに寝ることができました。

電気毛布は一晩中ずっと温度「強(35Wh)」のままにしていました。

ただ、まったく目を覚まさまないでぐっすり寝れたか、というとそうでもなく、実は夜中に一度目が覚めてしまいました。というのも電気毛布が当たる部分はポカポカなのですが、外気に触れるシェラフの表面が冷たく、冷気が体に伝わってくる箇所があり気になって夜中に目が覚めてしまったのです(寝れないほど寒いわけでないないのですが神経質なので気になってしまったのです)。

ダウンシェラフは中に頭から入ることで体温が内部にこもり全体が暖かくなるのですが、ダウンシェラフがコンパクトなモデルでサイズが小さく、寝苦しさもあり就寝時に最初から頭から入らなかったので、所々冷気が体に伝わる箇所が生まれてしまったようです。

しかし途中からダウンシェラフの中に頭から入ることで体温が中にこもり冷気を感じることなく、その後はむしろ電気毛布の熱がこもり汗ばんだ時もあったほどでした。

今後は最初からダウンシェラフの中に頭から入るか、寝苦しくないようもう少し大きいサイズのダウンシェラフを使うことでより快適に寝むれそうです。

電気毛布を使かった後のポータル電源の電力量

冬キャンプで電気毛布を使った後のポータブル電源の電力量

そして、起床時にはポータブル電源の電力量は20%(20%MAX残っていれば最大100Wh)ほど残っていました。22時30分〜6時00分の間で電気毛布を使ったので約7時間30分使ったことになります。

低温の影響で低下した電力量はどれくらいだったか?

約7時間30分使った場合、机上の計算上は

電気毛布(強)消費電力量:35Wh × 使用時間:7時間30分 = 消費電力量:約262Wh

となり、ポータブル電源の力量500Whから引くと

500Wh - 262Wh = 238Wh

238Whが本来の残量になります。

実際の電力残量と比較すると。

  1. 実際の電力残量:20%(最大100Wh)
  2. 机上の電力残量:238Wh

実際は238Wh - 100Wh = 138Whほど誤差があるので、この分が低温の影響で低下してしまった電力量になるのかもしれません。

実際に電気毛布を最大まで使えた時間はどれくらいだったか?

実際の残量が20%であることから、最大値の100Whと仮定した場合

ポータブル電源の残量:100Wh ÷ 電気毛布(強)消費電力量:35Wh = 約2.8時間

となり、実際に使用した時間にプラスとすると

7.5時間 + 2.8時間 = 10.3時間

最大で10.3時間使えたことになります。

机上の計算で算出した最大使用時間と比較すると。

  • 実際の最大使用時間:10.3時間
  • 机上の最大使用時間:14.2時間

実際は14.2時間 - 10.3時間 = 3.9時間と消費電力に比例して使用時間にも誤差があるようです。

あくまで電力量が20%MAXの100Wh残っていると仮定した場合です。実際の残量は100Wh以下の可能性も高く、10.3時間は使用できない可能性もあるのでご注意ください。

いずれにせよ10時間ちょいしか保たないようなら2泊は厳しそう。ということで500Whのポータブル電源で35Whの電気毛布を使う場合は1泊なら問題ないが2泊は保たないことが判明しました。

実際は7時間半も寝れれば十分なので1泊分の電気毛布の利用に加え翌日のスマホのフル充電でちょうどいい塩梅の容量といえそうです。

朝の外気温

水が凍った冬キャンプ

ちなみですが起床し外に出たところ、テントの外に出していたジャグの中の水が凍っていました。

12月の冬キャンプの外気温

気温も測ってみたところ外気温は-8.7℃。

電気毛布があればこの氷点下でも冬キャンプを過ごすことできたということですね。

レポートの結果まとめ

改めて結果をまとめると以下となります。

  • 就寝時のテント内の気温は約9℃
  • ポータブル電源は電力量500Whが100%の満タン状態
  • 電気毛布は温度「強(35Wh)」のまま使い続ける
  • 電気毛布の使用時間は約7時間30分
  • 起床時のテント内の気温は約-4℃
  • ポータブル電源の電力残量は20%(最大で100Whほど)残った
  • 机上の計算では262Wh残る想定
  • 最大で100Wh残ったとしても実際の残量とは138Whほど差分がある
  • ポータブル電源の電力は低温の影響で推定138Whほどが低下した可能性あり
  • ポータブル電源の電力が20%残ったことから、仮に20%MAX残っていた場合、電気毛布の実際の使用時間は最大で10.3時間なる
  • 1泊は余裕で保つが2泊になると厳しい
  • 外気温-8.7℃の氷点下でも35Whの電気毛布を使えば就寝することができる

最後に

このキャンプで得られた結論は以下になりました。

  • 500Whの電力量を持つポータブル電源で、35Whの電力消費量の電気毛布を7時間30分使っても電力量20%(最大100Wh)残る
  • 外気温が-8.7℃まであっても35Whの電気毛布があれば就寝することができる

冬キャンプは就寝時以外にもテント内の暖房や防寒着などの対策もとても重要になりますので、その他の対策も万全に。あまりにも寒い場合は無理ぜずに早めに撤収するか車中泊をするなど臨機応変に対応しましょう。

この記事が冬キャンプの参考になれば幸いです!

 

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モトフサン

モトフさん

キャンプ歴3年のWEBエディターです。自分で体験したことを大事にその商品や場所を深く知るための情報を発信しています。 プロフィール詳細はこちら

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