DODで人気の2ルームテント「カマボコテントミニ」で冬キャンプに挑戦してきました。暖房として石油ストーブを使用。「カマボコテント」より小さいサイズの「カマボコテントミニ」で石油ストーブを使えるか冬キャンプで試してみたので、その模様をレポートします。
ココに注意
そもそも「カマボコテントミニ」とは?
アウトドア用品ブランド「DOD」の2ルーム型トンネルテントです。
トンネルテントの火付け役として人気の「カマボコテント」をミニサイズにしたモデル。
「カマボコテント」よりコンパクトながら2~3人がゆとりを持って過ごせるのでカップルや小さな子供連れに最適なテントです。
「カマボコテント」はこのミニも含め大変人気で定期的な抽選での販売のため入手困難なアイテムとなっています。
ココがポイント
冬対応のモデル?
「カマボコテントミニ」はオールシーズン対応となっているので冬でも使用可能です。
冬場にテント生地の下から風が入り込むことを軽減するスカートを搭載。
また、寒暖差で発生する結露を軽減する大型のベンチレーターも4箇所ついています。
とはいえ、やはり石油ストーブか薪ストーブなどの暖房器具も必須です。
そこで今回石油ストーブを使った冬キャンプに挑戦してきました。
「カマボコテントミニ」での冬キャンプ
ではここからは「カマボコテントミニ」での石油ストーブを使った冬キャンプをレポートしていきます。
今回冬キャンプに挑戦したのは千葉県にある「成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場」。
時期は12月下旬。この日は気温に恵まれ日中は15℃ほどもありました。
キャンプサイトはこのように設営。
2ルームのためリビングがあるのでタープは設営しませんでした。
テント内のレイアウト
テント内部はこのようにレイアウト。
リビングの中央部分に石油ストーブを設置。
なお、使っているギアは主に以下です。
- 石油ストーブ:トヨトミ「レインボーストーブ」
- 囲炉裏テーブル:DOD「テキーラテーブル」
- サブテーブル:ユニフレーム「焚き火テーブル」
これらのギアを使ったレイアウトでもリビング部分は窮屈にはなりませんでした。
レイアウトについて
カマボコテントミニのレイアウト紹介|夏キャンプから冬キャンプまで
続きを見る
レインボーストーブについて
トヨトミ「レインボーストーブ」をレビュー|収納ケースや冬キャンプにおすすめな理由について徹底解説!
続きを見る
「テキーラテーブル」はスペースを取らず石油ストーブを囲めて使えるのでおすすめです。
この日のキャンプは2人でしたがチェアを2つ置いてもゆったり過ごせるスペースを確保できました。
石油ストーブについて
夜になるとだいぶ気温が下がり石油ストーブをつける前では9℃ほどでした。
ここで石油ストーブを点火。
忘れちゃいけない一酸化炭素警報機
点火と同時に忘れてはいけない一酸化炭素警報機。
この日使ったのはDODの「キャンプ用一酸化炭素チェッカー2」です。
「一酸化炭素チェッカー2」についてはこちら
テント内の一酸化炭素をアラート|DOD「キャンプ用一酸化炭素チェッカー2」を徹底レビュー
続きを見る
なお、夜は入り口などを開けておくと寒いのでこの時は4箇所のベンチレーター以外は閉めた状態でした。
危険かと思いましたが、試しに入り口を閉めてみても警報機は鳴らなかったので。
ココに注意
テント内での石油ストーブの使用は本来推奨されていません。かならず定期的な換気と一酸化炭素警報機も合わせて使いましょう。
石油ストーブ点火後の気温
1時間ほど経過して温度計を再度見てみると。
気温が20℃近くまで上昇していました。
ただし、暖かい空気は上にいってしまうので足元が多少寒かったです。
ですのでサブ暖房としてカセットガスヒーターなどがあってもいいかなと思いました。
また、ストーブの上に乗せてファンを回す「ストーブファン」を使えば足元含めテント全体を暖かくすることができるようです。
後日ストーブファンも試してみました
トヨトミのレインボーストーブにおすすめの「ストーブファン」はこれ!テント内をより暖かくする方法とは?
続きを見る
この日は気温も下がることなく警報機も鳴ることなく快適に過ごすことができました。
通気性の良い大型のベンチレーターと定期的な換気のおかげで十分に換気された環境が作れていたようです。
なお、就寝時は危ないのでストーブは消して就寝。
テントがコンパクトなので天井が溶けるのでは?という懸念もあったのですがこの石油ストーブにそこまでの火力はないようでいらぬ心配でした。
結露について
冬キャンプは寒暖差によってテント内に結露が発生しますが「カマボコテントミニ」はどうだったかというと。
翌朝天井を見てみるとやはり結露は発生していました。
ただ、大量に滴るほど発生はしてませんでしたので拭いてしまえば問題なかったです。
また、インナーテント内では発生しないのでシェラフが濡れることはなかったです。
ちなみにですがテント内の結露を拭くのにこういったアイテムがあると便利です。
本来は100均で買えるホコリを取るための道具ですが、水分の吸収力がよく天井などを効率良く拭くことができるのでおすすめです。
朝食作りに便利な石油ストーブ
朝には再びストーブを点火。
朝はとても寒いので起き抜けにすぐ暖を取れるのも良かったです。
その際にストーブの天井が五徳になっているのでそのまま朝食も合わせて作ることができ便利でした。
おいしそうなホットケーキが焼けました。
ちなみにこの日は前日と同じく暖かく昼頃まで石油ストーブをつけていたらテント内の温度が30℃までいきました。
まとめ
では最後にこれまでのポイントをまとめてみました。
- 「カマボコテントミニ」でも問題なく石油ストーブは使える
- 冬キャンプも問題無し
- テント内の気温は10℃以下から20℃近くまで上昇する
- 一酸化炭素警報機も合わせて使うこと
- ベンチレーター以外は閉めて問題ない
- ただし換気のタイミングは2時間おきにはすること
- 結露は発生するが吹けば問題ないレベル
- 石油ストーブがあれば起き抜けにすぐ暖を取れて朝食も作れる
以上が「カマボコテントミニ」における石油ストーブと冬キャンプのレポートです。