キャンプで人気のアルミ飯盒「メスティン」。
煮る、焼く、蒸すなど様々な料理に対応する万能調理器具として重宝していますが、もっとおしゃれにしたい!
ということでメスティンの塗装に挑戦してみました。
今回はその模様をレポートしてきます。
事前準備
今回はメスティンの本体は塗装せず蓋だけの塗装になります。
塗装方法を調べたところいくつか方法はあるようですが今回はオーソドックな方法にしました。
なお、色は赤色にしてみました。
用意するもの
- 【Holts/ホルツ】MH100 シリコーンリムーバー
- 【アサヒペン】 ラッカーうすめ液S
- 【VHT】 リンクル(結晶タイプ)スプレー
- 耐水ペーパー
- マスキングテープ
- 新聞紙
耐水ペーパーやシリコーンリムーバー、ラッカーうすめ液は下準備のため。
リンクルスプレーは耐熱性をもった塗装スプレー。
なお、この「結晶タイプ」というのは独特のアクセントが美しい結晶模様が浮き出るいわゆる「結晶塗装(ちぢみ塗装)」ができるスプレーです。
耐水ペーパー、マスキングテープは100均で購入できます。塗料類はネットでの購入がおすすめです。
塗装前の下準備
スプレーでの塗装前に下準備します。
耐水ペーパーをかける
まずはメスティンに耐水ペーパーで細かい傷をつけていきます。
耐水ペーパーは数字が小さいほど目が粗くなりますが、メスティンの塗装には#320~#800の「細目」がおすすめです。
全体に細い傷がついたら完了です。
シリコーンリムーバーを吹き付ける
次に シリコーンリムーバーを吹き付けます。
この「シリコーンリムーバー」はいわゆる「シリコンオフ」です。
「シリコンオフ」は表面に付着した油分を強力に落としてくれるための脱脂洗浄剤。
メスティンの蓋についた油分を落とすことでスプレーの密着性を高めます。
「シリコーンリムーバー」を吹き付けたら布を使って拭き取ります。
ラッカーうすめ液をつける
次に「ラッカーうすめ液」を塗ります。
「ラッカーうすめ液」を布に染み込ませて蓋を拭いていきます。
塗装の際、ムラになりにくく、ツヤも良くなる効果があります。
マスキングテープを貼る
最後に塗装しない蓋の裏側にマスティングテープと新聞を貼ります。
スプレーの粒子が入らないようしっかりテープを貼ります。
これで下準備は完了です。
メスティンを塗装
リンクルスプレーを使いメスティンの蓋を塗装します。
塗装はスプレーが飛散しないようダンボールのなどの中でやるのがおすすめ。
塗装直前に再度「ラッカーうすめ液」で拭きます。
リンクルスプレーで塗装
リンクルスプレーを使ってメスティンの蓋を塗装します。
塗料の吹き付けは20〜30cmほど間隔を離して行います。
一度に厚塗りせず平行して移動しながら全体に吹き付けます。
全体に吹き付けたら30分ほど乾燥させます。
乾燥させたらもう全体を2〜3回ほど塗り重ねます。
これで塗装は完了です。
塗装が完了したらこのまま自然乾燥させます。
乾燥が進むにつれ結晶塗装の特徴である結晶模様が浮き出てきます。
ある程度乾燥が進んだらマスティングテープと新聞は外しておきます。
あとはこのまま24時間自然乾燥させます。
塗装の完了
24時間後無事に乾燥も完了。
綺麗な結晶模様がでてよりおしゃれになりました。
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最後に
今回の塗装に関しては工程として乾燥を含め1.3日間ほどでした。
なお、費用は以下でした。
- 【Holts/ホルツ】MH100 シリコーンリムーバー:564円
- 【アサヒペン】 ラッカーうすめ液S:440円
- 【VHT】 リンクル(結晶タイプ)スプレー:2,592円
- 耐水ペーパー:110円
- マスキングテープ:110円
合計で3,816円ほど。
「メスティン」の塗装を検討している方の参考なれば幸いです!