asimocrafts「asigrip_ft」とスノーピーク「フォールディングトーチ」の既存グリップとの交換方法を分かりやすく徹底解説します。
本記事に関する免責事項
本記事はスノーピーク社製品のカスタムおよび破損させる行為を促すことが目的ではなく、原則的に推奨もしておりません。あくまで自発的に「カスタムしたい」と明確な意思の持った方へ向けた記事となりますので、本記事の情報を用いて行う一切の行為は自己責任でお願いします。本記事の情報を用いて行う一切の行為、被った損害・損失に対しては『asimocrafts』さんおよび当サイトは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
「asigrip_ftとは?
ガレージブランド『asimocrafts(アシモクラフツ)』さんから販売されている木製グリップです。アシモクラフツさんを代表するギア「asigrip(アシグリップ)」の一つで焚き火周りをより無骨にカッコよくすることができます。
今回ご紹介する「asigrip_ft」はスノーピーク「フォールディングトーチ」の交換用グリップとなります。
asigrip_ftのレビュー
まずは「asigrip_ft」をレビューしていきます。
開封
パッケージの中にはブランドロゴの「A」のマークが刻印された木製グリップ「asigrip_ft」と注意書きのメモが同封されていました。
グリップ交換伴う大事な注意点
同封された注意書きには大事なことが書かれています。「asigrip_ft」はグリップをただ取り付けるのではなく交換のため「フォールディングトーチ」の既存グリップを壊して外す必要があります。この注意事項にもある通り既存グリップを自ら壊すことはメーカー保証を受けれなくなる可能性があり、外した既存グリップも2度と戻すこともできません。また、慣れない方は交換作業中に怪我をする可能性もあります。仮にこういったリスクが起こったとしても完全に自己責任であり『asimocrafts』さんはなんら責任は負いませんので注意してください。
既存グリップとの比較
「フォールディングトーチ」と並べるとこんな感じ。既存グリップにちょうど合うよう設計されているものの大分印象は違います。
asigrip_ftの交換方法解説
では、ここからは実際のグリップ交換方法を解説します。
作業をする前の注意事項と免責事項
前述した通り「asigrip_ft」への交換は既存グリップを壊す作業となります。ここに紹介する交換方法はあくまで筆者の自己流となりますので、この方法を参照し交換作業をする場合においては自己責任で行なってください。メーカー保証が受けれない可能性や既存状態への復元ができなくなります。また工具での作業が不慣れな方は怪我をする可能性もありますので、不慣れな方や保証面が気になる方は交換作業をしないことをおすすめします。この記事の情報を用いて行う一切の行為、被った損害・損失に対しては『asimocrafts』さんおよび当サイトは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
交換のため用意するもの
グリップ交換に使う工具は以下となります。
- ノコギリ
- ペンチ
- ボルトクリッパー
- プラスドライバー
これらの工具を使いグリップ交換を行います。
グリップ交換手順
step
1ノコギリで既存グリップの留め金真横をカットする
まず最初にノコギリで既存グリップの留め金の真横をカットしていきます。
金属部が見えるまでカットします。
次に反対側もノコギリをいれて
金属部が見えるまでカットします。
step
2ペンチで留め金の周りの木部を取り除く
留め金の周りに残った木部をペンチで外します。
木部を取り除き留め金を全て露出させます。
step
3もう1つの留め金の真横もノコギリでカットする
もう一つの留め金の真横も同じ要領でノコギリでカットします。
step
4もう1つの留め金の周りの木部もペンチで取り除く
ノコギリでカットしたもう1つの留め金もペンチで周りの木部を取り除きます。
これで片側のグリップが完全に外れた状態になりました。
step
5ボトルクリッパーで留め金を切断する
片側のグリップが外れると留め金が露出するようになりますので、この部分を切断します。
なお、この留め金はかなり頑丈でペンチの刃部などでは切断できません。
オソードックスな方法として100円均一で購入できる「金切りのこぎり」を使う方法があるのですが、この方法はかなり時間も労力もかかります。
「金切りのこぎり」でグリップ交換した模様はこちら
asigrip_ts|スノーピーク「焚火ツールセット」アシグリップの交換方法を徹底解説!
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そこでおすすめなのが先の工具紹介でもふれた「ボトルクリッパー」です。テコの原理を応用した工具で硬い金属でも一発で切断できます。なお、この「ボトルクリッパー」は価格も安くサイズそれほど大きくなく「350mm」までの金属を切断できるので「フォールディングトーチ」の留め金も問題なく切断できるのでおすすめです。
アシグリップ装着の工程には留め金切断がある場合が多いのですが「ボトルクリッパー」があるとその作業がかなり楽になります。この他にもアシグリップが欲しい方は「ボトルクリッパー」を持っておいて損はないはずです。
切断方法は簡単で、露出した留め金をクリッパーで挟んで
テコの原理があるもののそれなりに力が必要なので注意してください。
力いっぱい挟むとこのように簡単に切断できます。ある程度の力はいるものの一発でカットできるのでかなりの作業時間の短縮になるはずです。
クリッパーで挟んで切断する際にかなりの力がかかるため切断部が飛んでいってしまうことがあります。人や物に当たると危ないのでこの作業はなるべく人もいない広い場所でやるのがおすすめです。
もう一つの留め金も同じくクリッパーで挟んで切断します。
これで既存グリップと留め金が完全に外れた状態になりました。
step
6プラスドライバーで「asigrip_ft」を装着
プラスドライバーで「asigrip_ft」の裏面にあるネジを外し。
既存グリップを外した箇所に重ねて。
ネジで留めれば
グリップ交換の完了です。
折り畳むとこんな感じになります。
グリップ交換後のOD缶装着状態
「asigrip_ft」へ交換後にOD缶を付けた状態です。
焚き火周りがぐっとおしゃれになりました。
最後に
何度も繰り返しになりますが、本記事はスノーピーク社製品のカスタムおよび破損させることを促すことが目的ではありません。
また、グリップ交換については以下のような方へはおすすめもしておりません。
- 工具での作業に慣れていない
- キャンプ用品の破損や汚れが気になる
- スノーピーク社の製品を大事にしたい
- メーカー保証は受けたい
- 自己責任が持てない
本記事で紹介した交換方法を参照して交換作業する際は必ず自己責任で行うようお願いします!