ユニフレームのコンパクト斧「燕三条乃斧」。コンパクト焚火台での薪割りの強い味方。ソロキャンパーの頼れる相棒。老舗キャンプメーカーが作り上げたコンパクト斧の魅力を解説します。
この記事はこんな方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 燕三条乃斧が気になる、または購入を検討している
- 燕三条乃斧の全容やサイズ感を知りたい
- 燕三条乃斧の切れ味などの使用感を知りたい
- 他の斧と比較していて迷っている
- コンパクトで軽量だけど切れ味も良い斧を探している
燕三条乃斧とは?
ユニフレームとは?
焚火台の定番として人気のファイアグリルやファイアスタンドなどを販売。
一般的な斧よりコンパクトで「手斧」「ハンドアックス」「ハチェット」などと呼ばれるタイプの斧になります。
燕三条の職人が作ったコンパクト斧と銘打たれたこの斧は製品名も示す通り刃物・金物や洋食器の生産が盛んなエリア燕三条の職人に手によって作られたようです。
価格 | ¥5,940(税込) |
サイズ | 全長:約270mm 刃長:約115mm 刃厚:約5mm |
材質 | 炭素鋼材(S50C) 柄:EPDM(ゴム系) |
重量 | 約450g |
セット内容 | 専用シース付き |
燕三条乃斧の全容
では燕三条乃斧の全容に迫っていきましょう。
パッケージ
まずはパッケージを見てみます。
パケージはこのようになっています。
拡大してみます。
職人気質な味のあるデザインが素敵。
裏面はこんな感じです。
色々注意事項があるので拡大してみます。
特出する点としては使用後
- 汚れを落としてよく乾燥させる
- さらに油も塗ってから保管
- そのまま放置しない
という点でしょうか。
専用ケース付き
「燕三条乃斧」は刃が鋭いのでケガ防止用の専用ケースがついています。
刃部に完全にフィットするので外れることはない設計。
ただ、このケースつけるのに少し力が入ります。
重量について他の斧との比較
この「燕三条乃斧」はコンパクト斧の中でもかなり軽量な部類になります。
というのも斧は刃部の部分の重量が本来重く設計されていて。
例えば安価なコンパクト斧として人気の「ハスクバーナ 手斧 38cm」など刃部の部分が重いので重量にして998gとほぼ1キロ。
一方、海外には300gほどの軽量な「Hewflit ハンドアックス」などもありますがこれは逆に刃が軽すぎて薪を割るのに不安が残りますね。
ブレードの刃厚:約5mmと厚く。
ブレードがハンドルまで通っているいわゆる「フルタング」仕様なのでしっかりとした作り。
手に持ったら大きすぎず小さすぎず重さもずっしりといい感じ。
ハンドル部分は滑りにくいゴム素材。指がフィットしやすい波形デザイン。
手にピッタリとフィットするので木製ハンドルより扱いやすい印象です。
実際に測った重量
「燕三条乃斧」は重量約450gとのことですが「約」の部分が気になったので実際に重量を測ってみました。
重量446g。
約450gというのは嘘ではない模様。
そういえばこの斧には刃保護用の専用ケースもありましたね。
ではケースの重さはどれくらいでしょうか。
重量23g。
まあそんな重くないですよね。
では、ケース込みの全重量というと。
重量468g。
価格帯について
「燕三条乃斧」は¥5,940(税込)と価格がお手頃なのも魅力です。
500g台のコンパクト斧では有名な「アクドール アックス クラシック トレッキングミニ」がありますが価格は大体13,000円くらいと高価。
そこいくと「燕三条乃斧」はなんとリーズナブルなことか。
使用感
「安価で質がいいって散々言ってるけど結局薪が割れんのかよ!」と思っている方々、やはりそこが一番気になりますよね。
まずは、コンパクト焚火台を想定して比較的細い薪から割っていきます。
そのまま刃と薪を持ち上げ、おろして刃を食い込ませ。
しっかり食い込んだら斧を振り上げいきます。
細い薪なら全く問題ない模様。
では続いて太い薪はというと。
同じ手順でやってみると。
ナイフでのバトニングと比べても楽でした。
バトニングとは?
本数をこなすなら根気も必要。
ナイフでのバトニングに毎回苦戦するキャンパーの方にはおすすめの斧と言えそうです。
ココに注意
今回試した薪は「針葉樹」なので簡単に割れましたが密度が高く硬い「広葉樹」では太さによって割ることが困難な可能性もありますので注意してください。
刃部には薪を折る溝付き
そういえば気になるのは刃部のこの形状。
ユニフレームによると。
刃部には薪を折る溝付きで、小型焚き火台を使用する際の薪作りをサポート
とのことですが果たして薪を折れるのでしょうか?
こちらも試してみました。
これは手でやるより力がいらないので楽かも。
ソロキャンプに使うコンパクト焚火台に収まらない薪をさらに短くするのに便利。
小型焚き火台を使用する際の薪作りをサポート
は本当でした。
なお、この「燕三条乃斧」が活躍するおすすめのコンパクト焚き火台のレビュー記事もあるので参考までに。
参考超軽量焚き火台164gチタン製の『RSRネイチャーストーブ』を徹底レビュー
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2021年6月追記:しっかりメンテナンスしていれば長く使える
2019年6月の購入時より丸2年ほど経過、使用回数は大体20回ほどですが、サビなどまったくなく刃こぼれもしないで今だ問題なく使い続けています。
使用の度に潤滑油はさし続けしっかり乾かしているのでサビなどは一切発生しない模様。なお、使用している潤滑油はおなじみのKURE「5-56」スプレー。
メンテナンスさえしっかりすれば引き続き現役で長く使えそうです。
2023年11月追記:「燕三条乃鋸」も登場
「燕三条乃斧」に続いてユニフレームからコンパクトなノコギリ「燕三条乃鋸」も登場。コンパクトながら切れ味も抜群。
「燕三条乃斧」と「燕三条乃鋸」が揃った揃ったお得なセットも販売されています。
まとめ
では最後にまとめです。良かったポイントをまとめてみました。
- 燕三条の職人が作ったコンパクト斧
- 専用ケース付き
- コンパクト斧の中ではかなり軽量
- だけど刃部はずっしり重い
- 価格も他の斧に比べお手頃
- 細い薪も太い薪も割れる
- 薪を折る溝も便利
燕三条の職人が作った肩書は伊達じゃない「燕三条乃斧」。
あなたのソロキャンプの良き相棒になること間違いなしです。